りあがJourneyを聴き始めたのは、中学3年の頃。それまでは「キャンディ・ポップ」と言われるようなノーランズ、アラベスク等を聴いていました(ABBAも聴いていたけど、彼らはキャンディ・ポップとは言えないような気もする)。 だから、Journeyを初めて聴いた時、ガツーンときましたね。「なんてかっこいい!」と思ったんです。 りあは小さい頃から歌うことが大好きだったので、Journeyの何にホレたかというと、まずはヴォーカルの素晴らしさでした。現在は脱退してしまいましたが、ヴォーカルのSteve Perryはりあにとって「お師匠さま」的存在です。彼の息つぎが大きいので、それが気になってしまって嫌だー、という友人もいましたが、りあにとってはそれはほんの些細なこと。抜群の歌唱力と表現力はそれをカヴァーしても余りあるくらいですから(^^)。 ちなみに、ビッケはギターを弾く関係上、やはりNeal Schonのプレイに惹かれるそうです。 余談ですが、りあはビッケのバンドで1年とちょっと、ヴォーカルとして参加していました。その時、Journeyの曲も何曲かコピーしましたが、当然、Steve ”お師匠” Perryの迫力は出せませんでした。当たり前か(^^ゞ)。 そのSteve ”お師匠” Perryはオリジナルメンバーではなく、1977年の加入となっています。 彼が加入する前は、インスト色の濃いバンドだったのですが、加入後はヴォーカル主体のバンドへと変わっていきました。そうしてこの後、Journeyは黄金時代へと突入していくのです。 りあが聴き始めた時期というのは、まさに黄金時代だったわけです。 全盛期といわれた時代のメンバーは次の5人です。
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1981年リリースの「Escape」は初めて全米No.1を獲得した記念すべきアルバムです。 このアルバムからたくさんのヒット曲が出ましたが、全米No.2まで上った「Open Arms」はマライア・キャリーがカヴァーした曲だということを御存知の方もいらっしゃるでしょう。 マライアの曲しか知らない方、ぜひ一度オリジナルをお聴き下さい。マライアの曲では、絶対物足りなく感じるハズです!(^o^) その後、メンバーは3人(S.Perry、Schon、Cain)になり、「Raised On Radio」というアルバムをリリースします。このアルバムの曲に関してはミュージックビデオを作らない、といった発言も話題になりました。でも、ライヴ風景を使ったビデオは作っていたっけなぁ・・・(「I'll Be Alright Without You」)。 ともかくこのアルバムが事実上のラストアルバムと言われました。1986年のことです。 ところが、1996年。黄金時代のメンバーでJourneyが復活! 「Trial By Fire」を引っさげて帰ってきてくれたのです。おりしも、バンドのリユニオン・ブーム(と言っても怒られないかなぁ?)の最中のことでした。 この中に収録されているバラードで、ファースト・シングルの「When You Love A Woman」はスケールの大きな美しい1曲です。全米No.1も獲得しています。 またまた余談ですが、りあとビッケの披露宴のキャンドル・サーヴィスでは、この曲をB.G.M.に使いました(^^)。 さて、2000年現在のJourneyですが。 悲しいことに、Steve PerryとSteve Smithは脱退してしまいました。代わりにSteve Augeri(Vocal)とDeen Castronovo(Drums)が加入しています。Augeriに関しては詳しいことはわからないのですが、Deenは「Bad English」というバンドでNealやJonathanと一緒に活動していたことがあります(Bad Englishもなかなかかっこいいバンドだったと思いますけどね)。 新しいアルバムの製作に入っているとの情報をJourneyのオフィシャル・サイトで読んだのですが、何せ英語オンリーのサイトなので詳細がわかりません。ごめんなさい! とにかく、今は新生Journeyのアルバムを待ちたい、というところです。 |
タイトル | 発表年 | コメント |
Journey | 1975 | Journeyのデビュー・アルバム。ヴォーカルよりもインスト面に重点を置いた作品。 |
Look Into The Future | 1976 | セカンド・ギタリストが脱退して、4人編成となる。 |
Next | 1977 | 初期Journeyの最後の作品とも呼ばれる。Neal Schonがリード・ヴォーカルを2曲とっている。 |
Infinity | 1978 | Steve Perry加入後第一弾アルバム。全米チャートで最高位21位を記録し、プラチナディスクに輝いた1枚。「Lights」はりあのオススメ。 |
Evolution | 1979 | Steve Smithが加入する。アルバムは全米で最高20位にランクイン。「Too Late」「Lovin’ Touchin' Squeezin'」は大ヒットとなる。 |
Departure | 1980 | Journeyのターニング・ポイントとなった1枚。全米で300万枚の売り上げを記録する。「Anyway You Want It」は超オススメ!どちらかというと、ライヴで聴く方がベストだが。 |
Captured | 1981 | LP2枚組のライヴ・アルバム(CDは1枚のみ)。Departure Tourの中から選ばれたベストテイク17曲が収録されている。そのうち2曲は日本公演のもの。Journeyの本領はライヴで発揮されているので、ぜひ聴いてもらいたい1枚だ。 |
Escape | 1981 | Jonathan Cainが加入し、初の全米No.1に輝いたアルバム。全米で900万枚を売り上げた。10曲中5曲がシングルカットされる。「Don't Stop Believin'」はりあの一押し!この曲のタイトルはりあの座右の銘となっている。マライア・キャリーの「Open Arms」しか知らない人は、ぜひこのアルバムでオリジナルを聴いてもらいたい!!(比較にならん!) |
Frontiers | 1983 | マイケル・ジャクソンのおばけアルバム「Thriller」に阻まれて、おしくもNo.1にはなれなかったが、それでも全米チャートで9週にわたって2位をキープする。シングルカットされた「セパレイト・ウェイズ」はあまりにも有名だろう(ショート・ヴァージョンとロング・ヴァージョンの2テイクがあるようだ)。「Faithfully」は、Jonathan Cainが当時の妻に捧げた曲であるという裏話も。 |
Raised On Radio | 1986 | Steve SmithとRoss Valoryが脱退したため、セッション・プレイヤーを起用して完成させたアルバム。5曲のシングル・ヒットが生まれたが、この後、Journeyは活動を停止する。 |
Trial By Fire | 1996 | 黄金時代のメンバー5人が集まって完成させた復活アルバム。アルバム1曲目の「Message Of Love」では途中で「Separate Ways」のフレーズが聴けて、2度美味しい(?)1曲である(まるでStingの「We'll Be Together」のようだ・・・余談)。ファースト・シングルの「When You Love A Woman」はSteve Perryの歌唱力が光る絶品のバラードナンバーだ。 |
Arrival | 2000 |
Steve AugeriとDeen Castronovoを迎えての初のアルバム。前ヴォーカリストSteve Perryに酷似した声質と歌唱力を持つAugeriのヴォーカルは予想以上に安定している。アメリカのラジオ局(ロック専門)向けにプッシュしているという1曲目の「Higher Place」は、パワフルかつcool(かっこいい)なハードチューンである。 日本版のみのボーナストラック「To Be Alive Again」もとてもキャッチーなメロディラインでオススメ! |