「TOTO」・・・というとすぐ「便器!」という方々がいらっしゃいますが(今もいるのか?)、それを聞くとTOTOファンの一人としては、やっぱり悲しいですねぇ。 ちゃんと彼らの音楽を聴いたら「便器!」なんてからかい半分に言えるはずがない。 だってね、本当にすごくてかっこいいんだから。 専門的に説明しろと言われても、難しすぎて私には無理だけど、でも絶対一度はちゃんと聴いて欲しいバンドです。 プロのミュージシャンだって、彼らのことを尊敬する人はたくさんいるんですから。 そうそう、その「TOTO」の名前の由来ですが、諸説あるようです。 「オズの魔法使い」に出てくる犬の名前からとったという話もありますが、メンバー達はラテン語の「Totus Toti」(すべて、という意味)からとったと言っているようです。私も、これが本当じゃないかなぁと思っていますが。 デビューは1978年というから、もう20年以上も前のこと。 バンドとして20年ちょっとですが、メンバー個人個人はそれ以前からプロのミュージシャンとして活躍していたのですから、キャリアは相当なもの。 1978年結成当時のメンバーは以下の6人です。
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その後、何度もメンバーチェンジをして現在に至っているTOTO。 1992年8月5日には、実質的なリーダーとも言えるジェフが急逝し、バンドそのものの存続も危ぶまれました。でも、その悲しみを乗り越えて現在もなお、TOTOは活動しています。 現在のメンバーは以下の5人です。
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話し出せばきりがないので、とりあえずここで彼らのアルバムをご紹介します。ここでは、ベスト盤や企画ものを除いたオリジナルアルバムのみご紹介することにします。 |
タイトル | 発表年 | コメント |
TOTO | 1978 | 第21回グラミー賞新人賞にもノミネートされた。シングル「Hold The Line」は全米でTop5にランクインする。インストの「Child’s Anthem」は20年以上も前の曲とは思えないほどかっこいい! |
Hydra | 1979 | プログレ色の強い、重厚なサウンドを展開。シングル「99」はTVコマーシャルにも使われた絶品のバラード。「99」のシンセソロは涙ものです。りあオススメのアルバム。 |
Turn Back | 1981 |
ギターが全面に出されたハードロックアルバム。アメリカでは不評だったが、日本では1981年度最大のロックアルバムセールスを記録。 「Goodbye Elenore」は超かっこいい! |
TOTO W | 1982 | 第25回グラミー賞で7部門を制覇したアルバム。シングル「Africa」は全米で第一位に輝く。TOTOの代表作とも言える一枚。全世界で400万枚をセールス。 |
Isolation | 1984 | メンバーチェンジ後初のアルバム。前作とはガラッと変わってハードなアルバムに。ファーギィのハイ・トーン・ボイスが光る。「Stranger In Town」は12インチシングル盤もリリースされる。 |
Fahrenheit | 1986 | ジョセフ・ウィリアムスが新ヴォーカリストとして参加。バラエティに富んだアルバムとなっている。マイルス・ディヴィス御大が参加しているインスト「Don’t Stop Me Now」はジャジーでGood。これもりあオススメの一枚。 |
The Seventh One | 1988 | スティーヴ・ポーカロが脱退(涙)。前作同様、ゲストミュージシャンも多彩。Yesのジョン・アンダーソンがバックコーラスで参加の「Stop Loving You」(でも、なぜか日本盤ではジョンのコーラスはカットされている)は歌ってみてとても気持ちのいい曲。「Pamela」はTVコマーシャルにも使われた。 |
Kingdom of Desire | 1992 | ジェフの遺作となってしまった一枚。リードヴォーカルをルークが担当し、新たなTOTOの第一歩となるはずの一枚だった。ジェフのドラムが胸に響いて、辛い。個人的には、涙なくしては聴けないアルバム。 |
Tambu | 1995 | 新ドラマーにサイモンを迎えての再出発アルバム。以前のものと比べるとやはりギター色が強く、リードヴォーカルもルークが担当していることから、個人的にはルークのアルバムというイメージが強い(偏見?)。と言いつつ、「Gift of Faith」はオススメしたりする。 |
Mindfields | 1999 | 初代ヴォーカリスト、ボビー復活!個人的な事情(子育て真っ最中)で、なかなかじっくり聴き込んでいないので、コメントは差し控えることに。ひとこと言うとすれば「次回作に期待」かな? |